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紙太材木店の田原です。


新型コロナウィルス感染拡大を期に、住宅会社の営業方法も変化してきました。
対面やご来場がむつかしくなったことにより、YouTube やオンライン見学会への参戦です。
これによって、正当な家づくりの基礎知識の講習が誰でも受けられるようになりました。
ある意味これから家を建てようと計画されている方にとっては、
とてもいい時代になったと言えます。

今までは何の予備的な基礎知識もなく
住宅展示場に突入せざるを得なかった時代でした。
住まい手は丸裸で飛び込んでいることを無意識に自覚してますから、
警戒心はマックスの状態。
その鎧をうまく脱がせた営業マンができる営業という評価でした。
専門的な建築技術の知識は無くても活躍できた時代です。

それがこれからは住まい手も建築知識と言う武器を以って
住宅展示場に行くことができるわけですから、
気持ちに安心感や余裕があります。

営業マンが何を話すのか黙って聞いているだけで、
その住宅や話している本人のレベルまである程度推測できてしまいます。

さて、そうはいっても
ネットの時代は誰でも何でも言い放題。
YouTubeの家づくりコーナーも百花繚乱、玉石混交です。
誰の話を聞けばいいかわからないというのが、家づくり初心者の方の実情でしょう。

でもだからこそ、
様々な人の意見を聞いてみることが大切です。
何度も聞いていればエビデンスや根拠のある話をしているのか、
単なる思い付きの話かがわかります。
そしてYouTubeだけに頼るのではなく、やはり書籍もご覧になる必要があります。
著書はあるのかとか
所属している建築系の団体はどこか
会社のHPやブログではどんなことを言っているのか
YouTubeで言っていることと一貫性があるかどうか。

高性能省エネと言いながら
ローコスト団体に入っていたり、

気密測定をしていなかったり、
それらのことは少しネットで調べればすぐにわかります。
過去の積み重ねや努力、考え方はHPを見ればわかりますから、
YouTubeで言っていることと比較してみればすぐにわかります。

ということで
やはり最後は自分自身で調べるしかないわけで、
誰かが答えをさっと差し出してくれるわけではありません。
人生のかなりの時間をそこで過ごし、
同時に30年以上かけてローンを返済していくことになります。
代わりに誰かがそのローンを払ってくれるわけではありませんから、
自分の脳みそで汗をかくことも大切です。


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