紙太材木店の田原です。
紙太材木店も今週から在宅のテレワークに移行していますから、
会社には私一人の時間がほとんどになりました。
もちろん、現場は動いていますので
担当者は現場と自宅の往復と言うことになります。
時に会社に顔を出すこともありますがそれも短時間で
広い事務所は私が独り占めとなってます。
コロナの影響でSNSでは、
Stay home「家にいようよ」が呼びかけられています。
今までの考え方や価値観が変わることをパラダイムシフトと言いますが、
Stay home「家にいようよ」というのも、
様々な意味でそれを表しているように思います。
となると、建築人としては
「家にいようよ」の前にある
「いたくなるような家をつくろうよ」
になるわけです。
はたして自分はそんな家を作ってきたのか?
子供から老人までいたくなる家は人それぞれだけど、
いたくなる家に共通したなにかは何か?
デザインや素材は年齢とともに好みや嗜好は変化するけれど、
これは表面的なことだから変えられる。
となるとやはり共通するのは暑さ寒さのストレスの無い家。
つまり基本的な性能が(断熱、気密、換気)がベースになる。
そのうえでデザイン、素材になるわけである。
紙太材木店ではできるだけ自然のもの、
手仕事のものをお勧めしている。
しかし、住まい手の好みや嗜好もあるし、
当然予算の事も考える必要もあるわけで、
そこのところのバランスをどうするか?
割り切って、合板フロアでもビニルクロスでも何でもいいよ、
と言えないところが悩ましいこの頃である。