夫婦の終の棲家
お施主様が幼少期に過ごされた思い出の建物(築87年の古民家)に、お施主様のこだわりの思い(薪ストーブ、書庫、ステンドグラス工房、元ある建具のリメイク)を基にリノベーションし、古民家ならではの味わい深い素敵な空間を作り上げることが出来ました。また築87年ということもあり、基礎は玉石基礎をベタ基礎に、建物の建て起こしや耐震補強をしっかり施工致しました。
価格:1,600万円以上
タイプ:古民家再生 和テイスト 無垢材・自然素材 築25年以上 耐震補強
構造:-
間取り:2LDK+工房
施工会社:株式会社弘栄工務店
施工期間:9ヶ月
敷地面積:60坪以上
延床面積:~50坪
お施主様はステンドグラス制作が趣味で、大工さんが手作りした木製建具に、お施主様が制作したステンドグラスをはめ込み、素敵な玄関の顔になりました。
大黒柱や厚鴨居をみせ、古民家ならではの味わい深い空間をリビングダイニングに取り入れています。床材にナラを使用し、大工さんが手作りした家具、建具には杉の無垢材を使用しました。お施主様の要望で薪ストーブを取り付けて素敵な暮らしが実現。
元ある建具もしっかり生かし、色、雰囲気を合わせ和室を設計致しました。まるで、すべてが新しいものかのように見え、部屋内の空気感を上品に仕上げました。
お施主様の趣味である、ステンドグラスを制作する部屋をプランに取り入れ、終の棲家に不可欠な場を設ける事ができました。
弘栄工務店は大工から始まった工務店です。大工である創業者今井弘は棟梁として活躍し、地域の工務店としてお客様の暮らしにたずさわってきました。
地域の工務店としてモノづくりをする立場からお客様に家づくりで大切なことを提言して、家づくり三原則「モノ」「ヒト」「コト」を熱く伝えてきました。それは今も昔も変わりません。
クラフトマンシップとして職人の技術を継承しつつ、お客様と職人の距離にこだわりをもって、お客様らしい家づくりを今も創りつづけています。
作品である「モノ」は「ヒト」の手仕事とお客様と職人が現場でとことん話し合う「コト」でお客様の期待以上の「モノ」になります。現場でこれからの暮らしを想像しながら、とことん職人と話し合って造り上げる「コト」で自分らしい家が完成します。
お客様と職人との距離が近いからこそ、職人はお客様に成り代わりその人らしい家を造り上げることができます。大工から始まった工務店だからこそ、現場で家づくりは行われ「ヒト」「コト」により一つ一つ確認しながら手間暇を惜しまない仕事をすることが、大切な「コト」だと私たちは信念をもち家づくりをしています。